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ホームページの作成費用まとめ 具体的な予算の内訳と相場を紹介

更新日:6月29日


顧客獲得、サービスの認知、商品の販売などのためにホームページを作成したいと考えている人は多いのではないでしょうか。しかし、ホームページの作成費用は依頼先によって異なり、相場も数万円〜数百万円と幅広いのが事実です。


この記事ではホームページ作成にかかる費用相場や、費用の内訳について解説します。コストを抑えてホームページを作成するコツも紹介しているので、自社に合ったホームページ作成方法を検討してみてください。


▼目次

1.ホームページの作成費用の平均相場

2.【用途別】ホームページの作成費用一覧

2-1.コーポレートサイト

2-2.サービスサイト

2-3.ランディングページ(LP) 

2-4.ECサイト・ネットショップ

2-5.オウンドメディア

2-6.ポータルサイト

3.ホームページの作成・運用にかかる費用の内訳

3-1.作成にかかる費用の内訳

3-2.運用にかかる費用の内訳

4.ホームページ作成の費用を安く抑えるコツは?

4-1.自分でホームページを作成する

4-2.個人・フリーランスに依頼する

4-3.ホームページの作成の補助金を利用する

5.ホームページ作成の会計処理について

6.まとめ


1.ホームページの作成費用の平均相場

2019年1月23日に比較ビズで行われた「全国のホームページ制作発注者の実態調査」2018年度によると、ホームページを制作会社へ発注する際の金額は、平均で142万円、中央値は70万円でした。平均値と中央値に大きく差があるのは、ホームページの作成費用は、作るページの種類・作成内容・デザインや機能など求める条件によって異なるからです。


ホームページの作成費用はページ数や作りたい目的によって異なります。平均相場はあくまでも参考程度にし、作りたい種類のホームページの平均相場を把握しておきましょう。


2.【用途別】ホームページの作成費用一覧

ホームページの役割は、用途に合わせて大きく6つに分けられます。下記の表に6つの種類ごとの金額相場、目的をまとめました。

作成費用相場

ホームページの目的

コーポレートサイト

30~150万円

会社のPR・採用の強化

サービスサイト

30~150万円

商品・サービスのPR

ランディングページ(LP)

20~60万円

短期的なCV獲得

ECサイト・ネットショップ

50~300万円

商品・サービスの販売

オウンドメディア

30~100万円

長期的な集客・採用の強化

ポータルサイト

50~300万円

アプローチの強化

ここからは、それぞれのホームページの種類について詳しく解説します。


2-1.コーポレートサイト

コーポレートサイトとは、企業や店舗の情報を伝えるためのホームページです。「企業サイト」や「店舗サイト」と呼ばれることもあり、会社概要・企業や店舗のサービス紹介・問い合わせ・採用情報などのページがあります。


コーポレートサイトを作る目的として、企業や店舗を顧客へ知ってもらう、就職希望者へのアピール、取引先や金融機関、投資家への情報提示などが挙げられます。


制作にかかる費用は、会社概要や問い合わせなど必要最低限の場合は50万円以内で作成できますが、集客や採用活動を目的としている場合はページ数も増えるため100万円以上かかる可能性が高いです。


構築にかかる期間もページ数によって異なりますが、2週間〜3ヶ月を目安に見ておきましょう。制作期間は、制作費30万円ほどのページであれば2週間〜1ヶ月、100万円以上かかるページは2〜3ヶ月ほどと制作内容によっても変動します。


2-2.サービスサイト

サービスサイトとは、企業のサービスや商品のみを切り取って紹介するホームページです。ブランドサイトとも言われ、サービスや商品ごとにページを制作することもあり、ブランディングに基づいて価値や商品の魅力を顧客へアピールすることができます。


例えば、大手家電メーカーがエアコンを販売する場合、エアコン以外の家電も多数取り扱っているため、エアコンのみを紹介する商品ホームページを運用しています。メーカーやブランドなど多くの商品を扱う場合は、商品ごとにターゲットが異なるのでサービスサイトを個々に作ることで商品の認知や購買に繋がりやすくなります。


商品紹介を最低限の内容で抑えたシンプルなページで、制作期間は2週間〜2ヶ月、制作費は10〜50万円ほどです。一方、ブランディングや集客に力を入れてオリジナルのデザインで制作する場合は、製作期間は2〜4ヶ月ほど、制作費は100〜300万円ほどです。


2-3.ランディングページ(LP) 

ランディングページは、「LP」と略されることも多く、縦に長い1ページ構成になっているホームページです。商品の購買や問い合わせを獲得するために商品やサービスの紹介をします。そのため、ランディングページは広告クリックの遷移先として利用されることが多いです。


例えば、シャンプーを販売している企業の場合、ひと目で分かりやすく興味を引くような商品の紹介からユーザーの口コミ、商品購入の案内といった流れが1ページでまとまっています。ランディングページは、商品やサービスの購入や申込みをしてもらうのがゴールなので、ターゲットに響くデザインや内容が求められます。


ランディングページは1ページ構成なので他の種類と比較するとリーズナブルに制作可能です。シンプルなデザインであればテンプレートを用いて制作できるので、制作費は10〜20万円、制作期間は2週間〜1ヶ月が目安です。凝ったデザインや高いCV獲得数を目指すなら、制作費は100万円ほど、製作期間は1〜2ヶ月ほど必要です。


2-4.ECサイト・ネットショップ

ECサイト・ネットショップは、オンラインで商品やサービスを販売しているホームページです。こちらは、商品やサービスの販売が目的で商品紹介から商品の購入までを一貫して行えます。


代表的なECサイトであるAmazonや楽天市場は、モール型ECサイトと言い、プラットフォームに自社のページを作成します。この方法は自社のページを無料または年間数万円ほどの利用料を支払って制作できる場合もありますが、商品が売れたときに販売手数料が発生する可能性があります。


一方、ShopifyやBASEなどのECサイトに必要なプラットフォームが整っているASP(アプリケーションサービスプロバイダ)を使って、自らホームページを制作する方法もあります。この場合、短期間かつ無料〜100万円で制作できますが、テンプレートからデザインを選ぶことが多く、商品の見せ方などにオリジナリティを出すのが難しい面もあります。独自のECサイトを1から作る場合は、予算は100〜500万円ほど、期間は3〜4ヶ月ほどが目安です。


2-5.オウンドメディア

オウンドメディアは、自社で保有、運用して情報を発信するホームページです。SEO対策をした記事の配信、使用例を含む商品紹介、採用ページの強化など様々なコンテンツを発信することで、自社への信頼や顧客の獲得が見込まれます。


オウンドメディアは、有益な情報を発信し続けることで検索結果の上位に表示させることができ、広告費を抑えた営業活動が可能です。上位表示までに時間は要するものの、中長期的なサービスの認知、集客施策、採用活動などを行いたい場合に適しています。


オウンドメディアはWordPressなどのCMSを使って制作ができ、自社で制作する場合は無料〜数万円、制作会社に依頼しても10万円程度とリーズナブルです。しかし、ホームページ制作の知識が低いとデザイン変更が難しいので自社独自のデザインやホームページを使った集客を強化したい場合は制作会社に依頼するのがベターでしょう。この場合、制作費100〜300万円、期間2〜4ヶ月ほどが目安です。


オウンドメディアについて詳しくはこちら

>>>オウンドメディアとは? 定義や目的・メリットや手順など詳しく解説


2-6.ポータルサイト

ポータルサイトとは、ショッピングやオークション、天気や地図など様々なコンテンツへの入り口となるホームページのことです。GoogleやYahoo!などの検索エンジンを保持しているホームページ、グルメや美容院などを一覧で検索し予約できるホームページなどがこの一例です。


ポータルサイトは様々な機能を持っているので、盛り込む機能やページ数などによって大幅に制作費用が変わります。検索機能、会員登録、問い合わせなど基本的な機能のみの小規模ホームページであれば、制作費は50〜100万円、期間は1〜2ヶ月で制作可能です。


ページ数が10〜30ほどの中規模ホームページになれば、制作費は100〜300万円、期間は3ヶ月〜半年ほどが目安です。予約管理、口コミ投稿などのより高度な機能が入った大規模ホームページになると、制作費は300万円以上、完成まで半年〜1年かかる場合もあります。


3.ホームページの作成・運用にかかる費用の内訳

ホームページを作成するときは、作成費用がかかりますが、ホームページを公開したあとも運用するために費用が発生します。ここからは、ホームページにかかる費用について、「作成費」と「運用費」に分けて内訳を解説します。


3-1.作成にかかる費用の内訳

項目名

金額

ドメインの取得費用

数百円~数千円

レンタルサーバーの契約費用

数百円~数千円

ホームページの作成費用

10~300万円

作成にかかる費用は、主に以下の3つに分けられます。

  • ドメインの取得費用

  • レンタルサーバーの契約費用

  • ホームページの作成費用


ドメインは、インターネット上の住所を表すもので、ドメインの取得はホームページを公開するために欠かせません。ドメインには様々な種類があり、安価なものだと月額数百円で取得でき、高価なものだと月額数万円かかります。


ホームページを公開するためにはサーバーと契約する必要があり、サーバーの貸し出しをしているレンタルサーバーと契約するのが一般的です。契約の初期費用は数百円〜数千円ほどが相場です。


ホームページの作成費用は先述したとおり、ホームページの規模感や盛り込む機能によって大きく変動します。ドメイン取得費用とレンタルサーバーの契約費用は、合計しても1万円ほどなので、作成にかかる費用を安く済ませるにはホームページの作成費用を抑えることが大切です。こちらに関しては、後ほど詳しく解説します。


3-2.運用にかかる費用の内訳

項目名

金額

レンタルサーバーの月額料金

数百円~5,000円

ドメインの更新料金

1,500~3,000円

ホームページの更新費

月額1~5万円

メンテナンス費用

月額1~5万円

ホームページの運用には、主に以下の費用がかかります。

  • レンタルサーバーの月額料金

  • ドメインの更新料金

  • ホームページの更新費

  • メンテナンス費用


レンタルサーバーは、契約料金とは別に月額料金が発生します。月額料金は数百円〜5,000円ほどが相場です。また、取得したドメインは、1年ごとに更新するのが一般的で更新料金は1,500〜3,000円ほどです。


ホームページの更新費とは、公開後に画像やテキストを変えたり、地図や動画を埋め込んだりするときにかかる費用のことです。修正項目ごとに料金設定しているケースもありますが、月額1〜5万円ほどに更新費を設定してまとめて依頼を受けるケースもあります。


メンテナンス費用には、セキュリティ対策やCMSのアップデート、不具合の対応などが含まれています。メンテナンス費用の相場は、月額1〜5万円です。


これらをすべて外部に委託した場合、月額3〜10万円程度が相場です。



4.ホームページ作成の費用を安く抑えるコツは?

ホームページ作成費用を安く抑える方法は下記があります。

  • 自分で作成する

  • 個人・フリーランスに依頼する


ただし初めてホームページを作成する人にとっては、デメリットが多くなる可能性があります。

下記に自分で作成する場合・個人・フリーランスに依頼する場合・制作会社に依頼する場合のメリット・デメリットを表でまとめました。

メリット

デメリット

自分で作成

・費用を安く抑えられる ・更新や変更を自身のタイミングで自由にできる

・ホームページのセキュリティ面の安全性が低くなる可能性がある ・システムのアップデートなどの不具合にすぐに対応できない

個人・フリーランスに依頼

・ホームページ制作会社に依頼するより費用が安く抑えられる可能性がある

・場合によっては担当者とのやりとりがスムーズになる


・金額を相場より高く見積もられる可能性がある

・知識不足だと依頼内容が伝わりづらいため期待しているクオリティのサイトまで辿り着けない可能性がある

・ホームページのセキュリティ面の安全性が低くなる可能性がある

・システムのアップデートなどの不具合にすぐに対応できない


プロの会社に依頼

・ホームページ制作のプロに依頼するので希望に沿ったホームページを作れる可能性が高い

・制作や更新の時間を短縮でき、人件費を抑えられる


・追加で運営費がかかる可能性がある

・会社の良し悪しの判断が難しい


上記の表をみて、はじめてホームページを制作するのでれば、プロの会社に依頼するのが最適であると感じた方も多いのではないでしょうか。

ホームページ制作は、WEBの知識に自信がない人が作成するとセキュリティ面のリスクが非常に高いです。また個人に依頼する際も、自分だけでは「安全なサイト」「理想的なサイト」と判断するには難易度が高いでしょう。

ホームページ制作は、自身のサービスや企業の財産となるため、値段だけにこだわらず、自社にとって最適な方法を選ぶことをおすすめします。


4-1.自分でホームページを作成する

自分でホームページを作成する方法は「ASPを利用する」「CMSを利用する」「システムなどを使わずゼロから作成する」などさまざまな方法があります。その中でも最も低予算で手軽な方法である「ASP」をご紹介します。


ASPは無料で利用できるサービスも多くあり、プログラミングができなくても、フォーマットに沿って画像やテキストを入れたり、レイアウトを組んだりすることで簡単にホームページ制作ができます。


具体的には、ネットショップ運営では、無料または低価格の料金で提供されているBASE・メルカリShops・カラーミーショップ・MakeShopなどが多く利用されています。


無料ASPの利用で制作コストは抑えられますが、デメリットもあります。例えば、独自ドメイン取得が難しい場合があり、ホームページの信頼性が低くなる可能性があることです。


またホームページ制作に関する知識が乏しいと、デザイン設定・初期設定につまずくなどの懸念点もあります。特にWordPressはホームページ制作に関する知識が低いとセキュリティ面の対策も必要になるので、初心者には難易度が高いといえます。


スマホで簡単に作れるホームページについて、詳しくはこちらから↓

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4-2.個人・フリーランスに依頼する

個人・フリーランスに依頼することで制作会社に依頼するよりも安く済ませられることがあります。


ただし、値段がピンキリなので著名な方に依頼をすれば制作会社より高くなる可能性があります。また、出来上がったホームページに対してデザインや機能面での保障がない場合、ホームページのクオリティの判断を自身でしなければいけなかったりするのも懸念点といえるでしょう。


そのため、個人・フリーランスに依頼する場合は、運用までお願いできるか・修正をどこまで対応してくれるかなどを細かく相談する必要があります。結果として、依頼先を選ぶハードルが制作会社より高くなる可能性があると理解しておきましょう。


4-3.ホームページの作成の補助金を利用する

ホームページの作成をする際に一定の条件を満たせばもらえる補助金があるので、こちらを活用するのもコストを抑える手段のひとつです。


補助金は、以下の5種類があります。

  • 小規模事業者持続化補助金

  • 事業再構築補助金

  • IT導入補助金

  • ものづくり補助金

  • 地方自治体の補助金


それぞれの内容を簡単に表にまとめたので、詳しく知りたい方は公式ホームページへアクセスしてみてください。

補助金名

概要

目安の補助額

公式ホームページ

小規模事業者持続化補助金

​数十人程度の小規模事業者向けに経費の一部を補助金

〜50万円

事業再構築補助金

コロナ禍で売上が減少した中小企業、個人事業主等の事業再構築に向けた支援金

100万〜1億円

IT導入補助金

中小企業・小規模事業者がITツールを導入するための補助金

〜450万円

ものづくり補助金

中小企業・小規模事業者等がサービス開発・生産プロセスの改善を行うための支援金

100〜1,000万円

地方自治体の補助金

自治体が独自に行っている補助金制度

利用条件も各自治体によって異なる


自治体により異なる

5.ホームページ作成の会計処理について

ホームページは商品やサービスのPRになるため、ホームページ制作費用は「広告宣伝費」として計上します。


ただし、広告宣伝費として計上するには、1年以内にホームページの更新を実施することが条件となります。ホームページの更新と言っても、大幅なホームページの改修などは必要なく、ブログやお知らせを更新すれば条件を満たします。


もしも、1年以内にホームページの更新を行わない場合は、広告宣伝費ではなく、「繰延資産」として計上します。


6.まとめ

この記事では、ホームページの作成にかかる費用について、ホームページの内容や依頼先によって変わってくることを説明しました。ホームページの作成は費用を抑えることだけでなく、集客や採用活動の強化などの目的に対して活用できる内容になっているかを考えることも大切です。


とはいえ、初心者には難しいことが多いので、ホームページの作成やホームページを活用したマーケティングなどに困ったら、プロの制作会社に相談してみると良いでしょう。


株式会社ココエでは、ホームページ制作に限らず、マーケティング・DX(デジタルトランスフォーメーション)推進支援を行っております。「ホームページを作るだけではなくて集客もしたい」「CRMマーケティングやDXに興味がある」といった方は、ぜひご相談ください。


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