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slug(スラッグ)とは?SEOに影響する理由や設定方法・注意点を詳しく解説

更新日:3月31日




slug(スラッグ)はURLを構成する要素の一つで、WordPressで作成したWebサイトやブログの運営に用いられています。


SEO対策をするうえで、URLにどのようなslugを付けるのかがポイントです。この記事を読めば、以下の内容を理解できるでしょう。

  • slugの意味

  • URLへslugを付ける際のポイント

  • WordPressでの具体的な設定方法


自社で運営するWebサイトやブログのslugを決める際に参考にしてください。



▼目次

1.slug(スラッグ)の意味

2.slugがSEOに影響する理由

2-1.検索エンジンのロボットがページの内容を把握しやすくなる

2-2.slugを最適化することでユーザーのクリックが促される

3.slugに英語を使う理由

4.Wordpress(ワードプレス)でslugを設定する方法

4-1.投稿ページ・固定ページのslugを設定する方法

4-2.カテゴリーのslugを設定する方法

5.slug設定のポイントと注意点

5-1.slugにはシンプルでわかりやすい英単語を使用する

5-2.slug名を付ける際は重複を避ける

5-3.一度設定したslugは変更しないようにする

6.slugの最適化でSEO対策を進めよう



1.slug(スラッグ)の意味

slugはIT用語の一つで、今開いているWebページの位置を示すためのコードです。slugはURLの末尾に配置されており、運営者が自由に設定できます。


ちなみに、URL全体を意味する用語は「パーマリンク」です。つまり、slugはパーマリンクの一部といえるでしょう。


slugには好きな単語を設定できますが、その構造はできるだけシンプルかつWebページに関連する英単語を使用することが推奨されています。


slugは、ブログのコンテンツを投稿できるWordPress(ワードプレス)でも使われています。slugの例は次のとおりです。


『https://www.cocoe.co.jp/about』


上記のURLの末尾にある『about』がslugにあたります。



2.slugがSEOに影響する理由



slugを適切に設定することはSEO対策の一環であり、どのような意味の単語を付けるのかによってSEOにも影響が及びます。


slugに使用する用語は長ければ良いわけではなく、適切な長さの単語を選んで最適化を図るようにしましょう。


以下では、slugがSEOに影響を及ぼす理由を詳しく解説します。


2-1.検索エンジンのロボットがページの内容を把握しやすくなる

Googleの検索エンジンは、Googlebot(グーグルボット)というロボットによってWebサイトの巡回を行っています。


ロボットは巡回したWebサイトのコンテンツ内容を把握したうえで、検索結果ページに掲載する順番を決めています。Webサイトの掲載順位は、ロボットの評価が高いほど上位になる仕組みです。


検索結果ページに上位表示されたWebサイトはユーザーが閲覧する可能性が高いため、運営するWebサイトのコンテンツ内容を効率良くロボットに把握させて上位表示を狙う必要があります。


slugを付けることは、ロボットにコンテンツ内容を把握してもらう上で有効な手段です。


2-2.slugを最適化することでユーザーのクリックが促される

Googleの検索結果ページにはWebページのタイトルやサイト名だけでなくURLも表示されます。


したがって、誰が見ても意味がわかるようなslugを付けることでユーザーがクリックする確率が高まるのです。


GoogleのガイドラインではシンプルなURL構造を推奨しています。Googleのガイドラインに沿って、Webページの内容がわかるslugを意識したURL構成にしてSEO対策を施しましょう。



3.slugに英語を使う理由

slugに使用する単語は日本語でも設定できますが、英語を用いるほうが望ましいとされています。


slugを日本語にするとURLエンコードによって長い文字列が生成されてしまい、検索エンジンのロボットがサイト内を巡回しなくなるからです。


URLエンコードとは、URLに使用不可の文字・記号を使用できる文字に自動的に変換するルールです。


人の目ではslugを日本語にしたほうがコンテンツ内容の意味を確認しやすいですが、SEOの観点からすると日本語で設定するのは避けたほうが良いでしょう。



4.Wordpress(ワードプレス)でslugを設定する方法



前述のとおり、slugはWordPressのエディタとして使用されています。WordPressでslugを設定する方法は以下の2つです。

  • 投稿ページ・固定ページのslugを設定する方法

  • カテゴリーのslugを設定する方法


それぞれの方法について詳しく解説します。


4-1.投稿ページ・固定ページのslugを設定する方法

設定方法の一つは、投稿ページや固定ページで個別に単語を付ける方法です。具体的な設定方法は次のとおりです。


  1. WordPressのダッシュボードを開く

  2. 画面左側にあるメニューの投稿から投稿一覧を選択する

  3. 編集画面を開き、タイトル欄のすぐ下のパーマリンクの編集ボタンをクリックする

  4. slugに設定したい英単語を入力する


WordPressの新しいエディタを使用しているGutenberg(グーテンベルク)は、パーマリンク欄が表示されません。


編集画面の右側のメニューからパーマリンクを開き、表示されたボックスにslugを入力しましょう。なお、slugを設定する方法は投稿ページも固定ページも同じです。


4-2.カテゴリーのslugを設定する方法

WordPressでslugを設定するもう一つの方法はカテゴリーから設定する方法です。具体的な手順は次のとおりです。


  1. WordPressのダッシュボードを開く

  2. 画面左にあるメニューの投稿からカテゴリーを選択する

  3. カテゴリーページの画面左側に英単語を入力する


カテゴリーごとのslugを変更する場合は、画面右側の一覧からカテゴリー名を選択して単語を入力します。


ただし、公開済みのコンテンツやカテゴリーのslugを変えてしまうと、検索結果ページの評価が下がる可能性があるので注意しましょう。詳細は後ほど解説します。



5.slug設定のポイントと注意点



slugを設定する際に、いくつか意識しておきたいポイントと気を付けるべき注意点があります。


以下に挙げるポイントと注意点を意識した適切なslugを設定することで、検索エンジンのロボットがコンテンツ内容を把握しやすくなるでしょう。

  • slugにはシンプルで分かりやすい単語を使用する

  • slug名を付ける際は重複を避ける


それぞれについて詳しく解説します。


5-1.slugにはシンプルでわかりやすい英単語を使用する

投稿slugでは多くの場合、デフォルトにはコンテンツのタイトルが設定されています。


したがって、日本語タイトルをそのまま英語に書き換えれば良いと勘違いしがちですが、シンプルでわかりやすい英単語に変更することが大切です。


例えば、会社概要を表示するWebページのslugの良い例と悪い例は下記のとおりです。


  • 良い例:about

  • 悪い例:kaisyagaiyou


タイトルやコンテンツ内容を一言で表せる英単語をslugに設定しましょう。


5-2.slug名を付ける際は重複を避ける

slugはWebサイト内の投稿ページ間や固定ページ間で同じ単語を設定すると、Webページの違いを認識しやすくするために数値が自動的に生成されます。


例えば、『https://www.cocoe.co.jp/about』というURLと別のWebページのslugを同じように『about』に設定した場合、『about-1』と『about-2』というように意図しない数値が追加されてしまいます。


サイト管理やユーザーに対して複雑でわかりにくい構成になるため、重複を避けたslugを付けましょう。

5-3.一度設定したslugは変更しないようにする

すでに設定されたslugを変更した場合、URLそのものが変わってしまいます。


検索エンジンのロボットは変更前と後のURLを別物と捉えるため、slugを変更するとSEOに悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。


例えば、slugを『about』から『about-1』に変更した場合、変更前のWebページにアクセスすると404エラーが出てコンテンツが表示されません。


変更前のURLを訪れたユーザーはもちろん、アクセスやSNSによるシェアの多さで高く評価されている場合でもすべて数値がリセットされてしまいます。


slugの変更はSEOに影響するため、最初の段階で適切に付けるようにしましょう。



6.slugの最適化でSEO対策を進めよう

slugとは、WebサイトやブログのURLの末尾に設定する単語です。slugは検索エンジンのGooglebot(グーグルボット)というロボットに効率良くコンテンツ内容を把握させるうえで重要な役割を持ちます。


ただし、シンプルな英単語を設定する、重複は避ける、既存のslugは変更しないなどのポイントを意識せずに設定すると検索エンジンからの評価が下がってしまうため注意が必要です。


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