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301リダイレクトの設定方法|行うべき理由と注意点を解説

更新日:2023年4月10日


301リダイレクトは、サイト運用においてSEOやユーザビリティの向上などに寄与する要素です。適切にサイトを管理するために押さえておきたい項目ですが、「どのようなときに利用するかわからない」「設定をしたことがない」という方も多いのではないでしょうか。


本記事では、301リダイレクトを行うべき理由や必要なケース、具体的な設定方法や注意点を解説します。記事の内容を把握することで、SEO効果を失わずにサイトの移転や記事の統合を行えるようになるでしょう。



▼目次



1.301リダイレクトとは?

301リダイレクトとは、恒久的に変更されるURLに対し利用する転送処理のことです。301リダイレクトを設定したWebページにユーザーが訪れると、ステータスコードの「301 Moved Permanently」を返し、指定したWebページへ転送処理を行います。


主な利用シーンは、「ドメイン変更」や「サイト移転」「URLの正規化(重複コンテンツの統合)」などです。

301リダイレクトはSEO評価の引き継ぎやクロールの適正化など、サイト運用において重要な要素を含むためチェックしておきたい項目です。詳しくは次項で解説します。



2.301リダイレクトを行うべき理由

301リダイレクトを行うべき理由は以下のとおりです。

  • 旧URLの評価を引き継ぐため

  • 無駄なクロールが発生するのを防ぐため

  • インデックスが遅くなるのを防ぐため

  • 旧URLにアクセスしたユーザーを新URLに遷移させるため


それぞれ詳しく解説します。


2-1.旧URLの評価を引き継ぐため

301リダイレクトを行うことで、新URLに旧URLのSEO評価を引き継ぐことが可能です。サイト移転時に301リダイレクトを設定しなかった場合、旧サイトで獲得した被リンクやコンテンツへの評価が引き継がれないため、流入が減ったり検索順位が下がったりする恐れがあります。


ただし、301リダイレクトを設定してもSEO評価の一部は失われる可能性があります。そのためサイトの移転や統合には、自然検索流入の一定数が減る恐れがあることを認識しておきましょう。SNSの「いいね!」数などもリセットされるので注意が必要です。


2-2.無駄なクロールが発生するのを防ぐため

301リダイレクトを設定しない場合、旧URLがクロールされたり削除したページのクロールにより大量に404エラーが出たりする可能性があります。


404エラーはSEOに直接的な影響はありませんが、利便性が低下するためユーザーの離脱につながるかもしれません。本来クロールは、インデックスによりWebページを検索結果に表示させるためのものです。無駄なクロールを防ぐためにも301リダイレクトの設定が必要です。


2-3.インデックスが遅くなるのを防ぐため

Webページを検索結果に表示させるには、検索エンジンにインデックスされなければなりません。インデックスされるためにはクローラーが回遊してくる必要がありますが、301リダイレクトを設定していない場合、クローラーが古いWebページを回遊し、新しいページのインデックスが遅れる可能性があります。


クローラーのリソースは限られているため、古いWebページには301リダイレクトを設定して新しいページのインデックスを促すことが大切です。


2-4.旧URLにアクセスしたユーザーを新URLに遷移させるため

旧URLのリンクからは目的のWebページへアクセスできません。301リダイレクトを設定することで、新しいURLにユーザーがアクセスできるようになります。すると、本来は訪問してくれるはずのユーザーを失わずに済みます。


しかし、301リダイレクトによる新URLへの転送後も、しばらくは検索結果に旧URLが表示されたり旧URLのブックマークからのアクセスが起きたりすることがあるので注意が必要です。もし旧URLを移転や統合ではなく削除する場合は、404エラーページを設定しユーザーにページがなくなったことを知らせるとよいでしょう。


3.301リダイレクトが必要なケース3つ

301リダイレクトが必要なケース3つは以下のとおりです。

  • URLを変更する場合

  • 複数のコンテンツを統合する場合

  • URLを正規化する場合


それぞれ詳しく解説します。


3-1.URLを変更する場合

WebサイトやWebページのURLを変更する場合に301リダイレクトが必要になります。たとえば、サイトリニューアルに伴って取得したドメインを新しいサイトに適用する際などです。旧URLへ適切に301リダイレクトを設定することで、SEOの評価を引き継ぎながらユーザーの離脱も防げます。


なお、大規模サイトのリニューアル時に301リダイレクトを設定する場合、すべてのページを一気に設定するのではなく段階的に移行・テストして問題がないか確認するほうが安全です。小規模または中規模サイトにおいては、一気に移転したほうが迅速にインデックスされる可能性が高くなります。


このように、URLを変更する際は301リダイレクトが必要になりますが、サイト移転の際には扱いに十分注意しましょう。



3-2.複数のコンテンツを統合する場合

複数のコンテンツを統合する場合にも301リダイレクトが必要になります。たとえば、サイト内の「コンテンツA」と「コンテンツB」の内容が重複していたとします。コンテンツA内にBの内容を統合したい場合、コンテンツBに301リダイレクトを設定することで転送が可能です。


このように、重複したコンテンツを統合して1ページに集約する場合、301リダイレクトを設定することで記事を統合できます。コンテンツの重複はSEOにおいてマイナスになる可能性があるので、定期的にサイト内をチェックしてコンテンツを整理しましょう。


3-3.URLを正規化する場合

URLの正規化とは、コンテンツ内容が同じ複数ページのURLを1つのURLに統合することを指します。具体的には、ドメイン内の「www」があるページとないページが存在する場合や、「indexやhtml」があるページとないページなどです。このようなページが存在すると、ユーザーの利便性が下がる重複コンテンツとみなされ検索順位が落ちる原因になりかねないので、301リダイレクトを設定しなければなりません。


たとえば、「https://www.cocoe.co.jp/service」というURLと「https://cocoe.co.jp/service」というURLがドメイン内にあったとします。それぞれ同じコンテンツなのでwwwのある「https://www.cocoe.co.jp/service」に統合する場合、「https://cocoe.co.jp/service」に301リダイレクトを設定するとページの統合が可能です。


このように、重複コンテンツの対策としてURLを正規化する際に、301リダイレクトを設定します。



4.301リダイレクトの設定方法

301リダイレクトの設定方法のパターンは以下の5つです。

  • ドメイン単位で転送する場合

  • ページ単位で転送する場合

  • ディレクトリ単位で転送する場合

  • SSL化に伴って転送する場合

  • WordPressのプラグインを使って転送する場合


それぞれ詳しく解説します。


4-1.ドメイン単位で転送する場合

Webサイトの移転などでドメインを変更する際に301リダイレクトを設定する方法です。たとえば、サイトのドメインが「https://www.cocoe.co.jp」から「https://www.cocoe.com」になった場合、「https://www.cocoe.co.jp」に301リダイレクトを設定する必要が出てきます。


このような場合、サーバーの制御ファイルである「.htaccess」を用いて301リダイレクトをするのが一般的です。URL書き換えの条件を指定する「RewriteCond」で旧サイトのドメインを含めたコードを記述し、書き換えの実行を指定する「RewriteRule」で新サイトのドメインを含めたコードを記述します。


以下は「https://www.cocoe.co.jp」から「https://www.cocoe.com」に移転する際の参考例です。


RewriteEngine on

RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www.cocoe.co.jp

RewriteRule ^(.*)$ https://www.cocoe.com/$1 [R=301,L]


上記を記述して.htaccessをアップロードすればドメイン単位での転送ができます。


4-2.ページ単位で転送する場合

重複コンテンツの統合などが目的の場合、301リダイレクトを使ってページ単位で転送します。たとえば、重複したコンテンツを「https://www.cocoe.com」から「https://www.cocoe.co.jp」に転送、統合したいときなどです。


ページ単位で301リダイレクトを設定する際も.htaccessファイルを用います。まずRewriteEngine onの宣言を記述し、その後「RewriteRule」でURL書き換えの実行を指定します。


以下は、「https://www.cocoe.com」から「https://www.cocoe.co.jp」に転送、統合する際に記述するコードの例です。


RewriteEngine on

RewriteRule ^AAA/$ https://www.cocoe.co.jp [R=301,L]


上記のコードを記述し、.htaccessファイルをサーバーにアップロードすると転送できます。


4-3.ディレクトリ単位で転送する場合

たとえばURLのディレクトリ名を「seo/method」から「seo/technique」に変更したとします。この場合、ディレクトリ名のみ変更されるように301リダイレクトをしなければなりません。


RewriteEngine onの宣言文を記述後、URLの書き換えを指定する「RewriteRule」に転送元のディレクトリ名を記述し、続けて転送先のディレクトリ名を記述します。


以下は、「seo/method」から「seo/technique」に変更する際のコード例です。


RewriteEngine on

RewriteRule ^method(.*)$ /technique$1 [R=301,L]


上記のコードを記述した.htaccessファイルをアップロードすると301リダイレクトを実行できます。


4-4.SSL化に伴って転送する場合

SSL化とは、httpのプロトコルをhttpsに変更してセキュリティ性を向上させることを指します。たとえば「http://www.cocoe.co.jp」を「https://www.cocoe.co.jp」に変更した場合、301リダイレクトが必要です。


まず.htaccessファイルにRewriteEngine onの宣言文を記述します。次に、ルール条件の指定にあたる「RewriteCond」でhttpsを必要とするコードを記述し、実行を指定する「RewriteRule」にSSL化したURLの「https://www.cocoe.co.jp」を記述します。


以下は「http://www.cocoe.com」をSSL化した際に記述するコードの例です。


RewriteEngine on

RewriteCond %{HTTPS} off

RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]


以上のコードを記述し、.htaccessファイルをアップロードすると完了です。


4-5.WordPressのプラグインを使って転送する場合

WordPress内のサイトに重複コンテンツがある場合、プラグインを活用することで301リダイレクトができます。リダイレクトプラグインの「Redirection(リダイレクション)」を例に手順を解説します。


まずWordPressの「プラグイン」から「Redirection(リダイレクション)」をダウンロードして、有効化・セットアップします。次に、設定画面の「転送ルール」内にある「新しい転送ルールを追加」のソースURLに「転送元のURL」を入力し、ターゲットURLに「転送先のURL」を入力後、「転送ルールを追加」をクリックすれば設定完了です。


設定後はうまく転送されているか、アクセス確認しておきましょう。


5.301リダイレクトの確認方法

301リダイレクトを確認するには、ohotuku.jpが提供するステータスコード確認ツールの「リダイレクトチェック」を利用します。リダイレクトチェックにアクセスし、URLの入力箇所に「リダイレクト元のドメイン」を入力してください。


すると、リダイレクト元からリダイレクト先への設定が適切であるか確認できます。もし301リダイレクトが適切に設定されていない場合は、記述や設定に間違いがないか確認してみましょう。


6.301リダイレクトの注意点

301リダイレクトの注意点は以下のとおりです。

  • robots.txtの記載があるか確認する

  • 両方でXMLサイトマップを用意する

  • サイト内のURLの記載を変更する

  • 関連性が薄いページへ転送しない


それぞれ詳しく解説していきます。


6-1.robots.txtの記載があるか確認する

robots.txtとは、検索エンジンに該当URLをクロールしないように制御するためのファイルのことを指し、コンテンツごとに指定できます。


301リダイレクトの設定を反映させるにはクロールが必要ですが、robots.txtを記述したままだとクローラーがクロールせずに301リダイレクトが進まない可能性があるので確認が必要です。301リダイレクトを設定する際に、robots.txtの削除もするよう業務フローに組み込んでおきましょう。


6-2.両方でXMLサイトマップを用意する

XMLサイトマップとは、Webサイトのページ内容を検索エンジンにまとめて知らせるためのものです。このXMLサイトマップを新旧両方で用意すると、検索エンジンが301リダイレクトを検出しやすくなり、スムーズに新URLに移行できます。


新サイトへの移行が完了した後は、少し期間をおいて旧サイトのXMLサイトマップを削除しても問題ありません。クローラーの効率的な回遊はサイト移転を迅速化できるので、活用することをおすすめします。



XMLサイトマップについて詳しく知りたい方はこちら


6-3.サイト内のURLの記載を変更する

301リダイレクト設定後はサイト内のURLを変更しなければなりません。たとえば、内部リンクや重複コンテンツの解消に用いるcanonicalタグ、検索エンジンに意味を伝える構造化データなどが挙げられます。


変更せずに放置すると、ユーザビリティやクローラビリティの低下により検索順位に悪影響を及ぼす可能性があります。301リダイレクトと合わせて、サイト内のURLチェックをするようにしましょう。


6-4.関連性が薄いページへ転送しない

関連性の薄いページへ301リダイレクトをすると、ページの評価が引き継がれず順位下落の原因となる可能性があります。たとえば、移転先のサイトに同じコンテンツがある場合、トップページなど関連性の薄いページではなく同じコンテンツに301リダイレクトを設定しましょう。


もし移転先のサイトに同じコンテンツがない場合は、404エラーコードの設定や類似するカテゴリページへ転送する方法が考えられます。



7.まとめ

301リダイレクトは、適切に活用することでSEO評価の引き継ぎやクロール、インデックスの効率化、ユーザビリティの向上が期待できる要素です。URLの変更や類似コンテンツの統合、URLの正規化などをする際は、忘れずに設定しましょう。


しかし、301リダイレクトの設定は個別の状況により適切な対応が異なる部分があります。正しい判断が社内で難しい場合は、サイト運用のプロに相談してみてください。


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