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DXリテラシーとは?経産省の「DXリテラシー標準」や社員教育のポイントも解説



DXの推進には、社員一人ひとりがDXリテラシーを身に付けることが求められます。DXリテラシーを習得したり、さらに向上させたりするためには正しい理解と知識が欠かせません。企業がDXを取り入れた経営を行うためにも社員に対するリテラシー教育が必要です。


この記事では、経済産業省によるDXリテラシー標準の概要やDXリテラシー教育を実施する際の課題、成功させるためのポイントを解説します。ぜひ参考にしてください。


この記事を読めば、以下の内容が理解できます。

  • 経済産業省によるDXリテラシー標準の概要

  • DXリテラシー教育の課題

  • DXリテラシー教育を成功させるポイント



▼目次



1.DXリテラシーとは



リテラシーとは、ある分野における知識や能力を指します。本来の意味は「読み書きの能力」です。ただし、ビジネスシーンでは「情報を正しく解釈した上で活用する」といった意味で用いられています。


DXリテラシーのほかにも「リテラシー」という用語には「ITリテラシー」や「金融リテラシー」などがあり、幅広い業界で用いられている言葉です。


DXは「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略語で、「デジタルによる変容」という意味があります。つまりDXリテラシーとは、DXの概要はもちろんDXに関する知識や企業課題を解決に導くためにDXを活用する能力と言い換えられるのです。


DX推進に関する詳細は、下記の記事も参考にしてください。


2.経済産業省によるDXリテラシー標準とは



DXリテラシー標準とは、2022年3月に経済産業省がDXリテラシー標準化に関する内容をまとめた資料です。社員がDXリテラシー教育を行う上で活用されています。DXリテラシー標準の全体像は、以下の図で表されています。




※画像引用:経済産業省「DXリテラシー標準」PDF


ここでは、経済産業省が定めるDXリテラシー標準策定の目的や4つの項目について詳しく解説します。


2-1.DXリテラシー標準策定の目的

DXリテラシー標準を策定する目的は労働者がDXリテラシーを身に付けてDXを自分事に捉え、ビジネスや社会の変革につながる行動を促すことにあります。


近年、社会全体のDXが加速し、職種や年代に関係なく社員にDXリテラシーを身に付けさせる必要性が増しています。


企業がDXリテラシー標準を活用することで、社員にDXリテラシー教育を実施する際に具体的にどのような心構えや行動の振り返りなどが必要なのか指針を伝える場合に役立つでしょう。


DXリテラシー標準には、「Why」「What」「How」「マインドスタンス」の4つのスキルやマインドが示されています。DXリテラシー標準の学習項目例は次のとおりです。


※画像引用:経済産業省「DXリテラシー標準」PDF


2-2.DXリテラシー標準4つの項目

前述の図によると、DXリテラシー標準ではDXを推進する上で身に付けておくべき項目として次の4つを挙げています。

  • Why(DXの背景)

  • What(DXで活用される技術・データ)

  • How(技術・データの活用)

  • マインドスタンス


それぞれの項目の概要や必要性、学習することで得られる効果を詳しく解説します。DXリテラシー標準の4つの項目について理解を深めておきましょう。


【Why】DXの必要性を知る

Whyは、DXリテラシー教育を行う上で最初に取り組むべき学習項目です。Whyの項目では、なぜDXを学ぶ必要があるのか背景を知ることができます。


社会だけでなく、顧客が商品・サービスに求める価値や市場の状況が変化しており、企業は変化に対応するためにはDXを導入して業務効率化や顧客満足度の向上などを図る必要があります。


DXの導入には、データやデジタル技術に関する知識を身に付けるためにDXの必要性を社員に理解してもらわなければなりません。


DXリテラシー標準の学習項目にあるWhyの項目を学び、データやデジタル技術を活用すれば、国内外の社会課題の解決につながることを理解できます。


【What】データ・デジタル技術の基礎知識を身に付ける

Whatは、DXの必要性を認識した後に学ぶ項目です。Whatの項目で身に付けられることは、データ活用やデジタル技術に関する基礎知識です。


例えば、データの分析・活用に役立つBIツールのアプローチ方法やAI・クラウドサービスの種類などが挙げられます。


企業でDXを導入する場合、経営層や全社員を巻き込んで導入を進める必要があります。しかしデータ活用やデジタル技術の基礎知識がなければ、BIツールやAIを用いたサービスを導入しても有効活用できなくなり、DXの推進を図れないでしょう。


Whyの項目でデータ活用やデジタル技術の基礎知識を全社員に落とし込むことができれば、ツール・サービスの導入がしやすくなるため、DXをスムーズに推進できます。


【How】データ・技術の活用方法を理解する

Howは、データ活用やデジタル技術の基礎知識を身に付けてから学ぶ項目です。Howの項目では、データや技術をどのように自社のビジネスに活用していくのか、具体的な活用方法を学べます。


Whatの項目でデータ活用やデジタル技術の基礎知識を学習してからHowの項目を学ぶことで、データ・技術の活用方法を理解しやすくなるでしょう。


研修に全社員を集められない場合は、個別学習ができる環境を用意するのも一つの方法です。例えばeラーニングを導入すれば、業務の進捗や社員のペースに合わせて学習を進められます。


また、社外秘のデータ・個人情報を扱う上で、情報セキュリティ対策やコンプライアンスなど遵守すべき指針を策定して社内に周知させておくことも必要です。


【マインドスタンス】新しい価値を生み出す意識

マインドスタンスは、前述したスキルに加えてDXの推進に必要な意識について学ぶ項目です。マインドスタンスの項目では、DXの推進によって新しい価値を創造するための行動基準や意識を学べます。


マインドスタンスを学ばなければならない理由は、Why・What・Howで身に付けた知識やスキルだけでは新しい価値を生み出すのは難しいからです。たとえWhyの項目でDXの必要性を理解しても意識が変わらなければ、具体的な行動に落とし込めません。


マインドスタンスの項目を学ばせることで、企業は社員にしてもらいたい行動例を落とし込める環境を用意できます。社員は会社が示す行動例を理解した上で、自分がすべき行動を起こしやすくなるでしょう。


3.DXリテラシー教育における課題点



DXリテラシー教育の主な課題は、組織に合ったリテラシー教育の実施や最終的に実現したい目的の具体化の2つが挙げられます。それぞれどのような課題があるのか、以下で詳しく解説します。


3-1.組織に合ったリテラシー教育が必要

DXリテラシー教育の課題の一つは、組織の課題や問題点に合った教育カリキュラムを作成する必要があることです。組織が抱える課題や問題点はそれぞれ違うため、自社のビジネスモデルに対応しているか確認せずにDXリテラシー教育を行えば失敗する恐れがあります。


例えば、最新のDXを取り入れたリテラシー教育を行った場合、DXが自社のビジネスモデルに対応していなければ膨大な労力や時間だけを消費してしまいます。


組織に合ったDXリテラシー教育を実施するためにも、DXリテラシー教育の教育カリキュラムを作成する前に自社でどのような課題や問題点があるのか洗い出しておきましょう。


3-2.最終的に実現したい目的を明確にする必要がある

DXリテラシー教育のもう一つの課題は、実現したい目的を明確にする必要があることです。デジタル技術を活用して新事業に参入したとしても、ターゲットにする分野や、どのようなデジタル技術を用いるのかが明確でなければ目指すべき目的を定めることができません。


目指すべき目的を明確にしないまま社員教育を行った場合、曖昧な戦略と教育が横並びになることで教育方針や教育内容にブレが生じる可能性があります。


組織が実現したい目標とDXリテラシー教育の方針・内容は一致したものでなければ意味をなさないのです。


DXリテラシー教育を実施する際は、最終的に実現したい目的を明確にした上で適切な分野をターゲットに設定することが大切です。その上で、目的の達成に向けて必要なデジタル技術を身に付けさせられる教育カリキュラムの作成につなげましょう。


4.DXリテラシー教育を成功させるポイント



企業が自社におけるDXリテラシー教育を成功させるためには、次の3つのポイントを意識して実施することが大切です。

  • DX検定への挑戦を推奨する

  • DXリテラシー研修を行う

  • DXリテラシー講座を活用する


それぞれのポイントを確認してみましょう。


4-1.DX検定への挑戦を推奨する

DXリテラシー教育を成功させるためには、社員がDX検定に挑戦できる環境を整備することが大切です。企業が資格取得をサポートすることで社員が自己学習への意欲を持たせられれば、自己学習が習慣化されやすくなります。社内のDXリテラシーが自然と向上するため、結果的に企業全体のDXリテラシーを高める効果が期待できます。


日本イノベーション融合学会が認定する「DX検定」は民間資格の一つで、合格すればデジタル技術をビジネスへ利活用する上で必要な知識の習得が可能です。


検定試験は多肢選択式で、120問(制限時間60分)が出題されます。ハイスコアを出した合格者はスコア別に3つのレベルに分けられ、次に挙げるレベル認定証が発行されます。

  • スコア600以上:DXスタンダードレベル

  • スコア700以上:DXエキスパートレベル

  • スコア800以上:DXプロフェッショナルレベル


4-2.DXリテラシー研修を行う

DXリテラシー教育を成功させるポイントは、自社でDXリテラシー研修を実施することです。DXリテラシー研修は、AIやデータサイエンスを利活用するために必要な基礎知識を社員に学習させるための研修です。


研修方法は自社で一から教育カリキュラムを作成して実施する方法と、外部の研修サービスを利用する方法があります。


DXリテラシー研修を実施してAIやデータサイエンスに関する基礎知識を社員に身に付けさせることができれば、全社員がDXの推進に必要な共通知識を持てるためDXの導入を進めやすくなります。


4-3.DXリテラシー講座を活用する

DXリテラシー講座とは、DXの推進に必要な知識の習得をカリキュラムに組み込んでいる外部講座です。


DXを熟知したプロが作成するカリキュラムをもとにDXリテラシー教育を実施できるため、自社で教育カリキュラムを一から構築する必要がありません。DXリテラシー講座を活用することで、DXリテラシー教育による成果を得やすくなります。


株式会社ココエでは、eラーニング形式のDXリテラシー講座を提供しています。講座の受講によって、実際の現場で活用できる実務的なDXリテラシーを習得することが可能です。



5.DX推進のためにはリテラシーを高める教育が必要

組織に合ったDXを推進するためには、経営層だけでなく全社員のDXリテラシーを向上させるための教育が必要です。


DXリテラシー教育を成功させるためには、DX検定の受検を社員に推奨したり、独自のカリキュラムを作成してDXリテラシー研修を実施したりするとよいでしょう。


ただしDXリテラシー教育の準備を一から始める場合は膨大な時間や人手がかかるため、外部のDXリテラシー講座の活用がおすすめです。


株式会社ココエでは、企業の個性を深く理解した上で寄り添い、DXの自走へ導くサポートをしています。


DXの推進のためにDXリテラシー教育の実施を検討している企業様・ご担当者様は、どうぞお気軽にお問い合わせください。


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