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PPC広告とは?特徴や始め方、リスティング広告との違いを徹底解説

更新日:2023年4月12日


「PPC広告」とは、インターネット広告(Web広告)の課金方式の一つです。多くの企業に採用されている広告の形態ですが、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。


そこでこの記事では、PPC広告について以下の内容を解説します。


・PPC広告の主な種類とその効果

・PPC広告以外にどのような課金タイプがあるか

・PPC広告のメリット

・PPC広告を選ぶときに意識すべきこと


「PPC広告を導入してみたい」「PPC広告の始め方や運用のコツを知りたい」という方はぜひ参考にしてください。



▼目次



1.PPC広告とは

PPC広告とはWeb広告の課金方法の一つで、ユーザーが広告をクリックするごとに料金が発生する仕組みになっています。なおPPCとは、「Pay Per Click」の頭文字を取った略語です。


PPC広告はユーザーのスマホやPC画面に表示されただけでは費用が発生しません。ユーザーが広告をクリックして初めて、クリック1回分の金額(クリック単価)が課金されるため、費用対効果が高いと言われています。認知度の向上よりも、商品・サービスの購入を促す目的で使われることが多いのもPPC広告の特徴です。



2.主な3種類のPPC広告と効果

PPC広告には主に「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「SNS広告」の3種類があります。それぞれの仕組みや効果を詳しく見ていきましょう。


2-1.リスティング広告の特徴や効果

リスティング広告とは、ユーザーが検索エンジンに入力したキーワードに応じて表示される広告の総称です。検索エンジンにキーワードを打ち込んで検索したときに、検索結果ページの上の方に、「広告」と表示されているものがリスティング広告です。主な広告の媒体として、Yahoo!広告やGoogle広告があります。


リスティング広告は、自社の商品やサービスに興味を持ってもらいやすい層にピンポイントでアプローチできるのが特徴です。リスティング広告のターゲットは顕在顧客であり、検索する段階で「○○したい」「○○を知りたい」といった明確な意図を持っています。ユーザーの意欲が高まっているタイミングで表示できるため、購入や問い合わせといった成果につながりやすい点が大きなメリットです。


なおリスティング広告は、一定のブランド力があり、他社にない優位性を持つ商品やサービスに向いているといわれています。また、今すぐ解決したいことがあるユーザーに向けて、緊急性の高いサービスをアピールしたい企業にもおすすめです。


2-2.ディスプレイ広告の特徴や効果

ディスプレイ広告とは、Webページの広告枠に表示される動画・画像広告のことです。コンテンツ連動型広告とも呼ばれます。主な媒体はYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)やGDN(Google ディスプレイネットワーク)で、ユーザーが広告をクリックすると、指定のWebページに遷移します。動画や画像はユーザーの目にとまりやすいため、潜在顧客にアプローチし、商品やサービスの認知度を上げられるのが特徴です。


またディスプレイ広告には、特定のユーザーを狙って広告を表示させる、各種ターゲティング機能があります。例えば一度Webサイトを訪れたもののコンバージョンに至らなかったユーザーの再訪に合わせて広告を表示する「サイトリターゲティング」、特定のサイトやアプリに限定して広告を表示する「プレイスメントターゲティング」などです。性別や年齢、地域をもとにターゲットを絞り込んだり、ユーザーの検索キーワードに対応して広告を表示させたりすることもできます。ディスプレイ広告は、幅広い潜在顧客に向けて、商品やサービスの認知拡大を狙う企業におすすめです。


2-3.SNS広告の特徴や効果

SNS広告とは、TwitterやInstagram、Facebook、LINEといったSNSのプラットフォームに配信する広告のことです。SNSのタイムラインやおすすめアカウント欄に表示されるため、他の広告に比べてユーザーの目に触れやすく、幅広い層に届くというメリットがあります。バナーやテキスト、動画などさまざまな形態があり、プラットフォームの特性に合ったものを配信します。


SNS広告では、ユーザーがアカウントに登録した年齢や性別といった個人情報に加え、いいねやシェアといったSNS上の行動をもとに、精度の高いターゲティングができる点が特徴です。幅広いユーザーに広告を発信できるため潜在顧客にリーチしやすく、商品やサービスの認知拡大を狙う場合におすすめです。加えて、顧客とSNS上でつながり、商品やブランドの価値観やこだわりを発信できるというメリットもあります。そのため、長期にわたって繰り返し購入してくれるようなファンを増やしたい企業にもSNS広告がおすすめです。



3.PPC広告以外の主な課金タイプ

Web広告の課金方式には、PPC広告以外にもさまざまなタイプがあります。ここではPPC広告以外にどのような課金タイプがあるのかチェックしておきましょう。


3-1.インプレッション保証型

インプレッションとは、広告の表示回数のことです。インプレッション保証型広告とは、一定の表示回数ごとに料金(インプレッション単価)を設定する方式です。ページビュー(PV)保証型と呼ばれることもあります。広告は契約した表示回数を達成するまで掲載され、期間中に達成しなかった場合は掲載期間が延長されます。


インプレッション保証型広告は、大手ポータルサイトなどのアクセス数の多いメディアで多く採用されている方式です。アクセス数の多いサイトに広告を掲載することで、多くの人に何度も見てもらい、商品やブランドの認知度を高められるというメリットがあります。自社のサイトに誘導する目的のほかに、多くのユーザーに商品やサービスを知って欲しい場合におすすめです。


3-2.成果報酬型

成功報酬型広告とは、コンバージョンに結びついたときに費用が発生する広告です。コンバージョンの内容はさまざまですが、商品やサービスの購入、資料請求、会員登録などが該当します。成功報酬型広告を活用したい場合は、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)に登録してアフィリエイト広告を出稿するか、広告代理店に運用を任せるかのどちらかを選ぶことになります。


成果報酬型の主なメリットは、コストを抑えやすく、効果を分析しやすいことです。広告代理店に運用を任せる形であれば、自社にノウハウがなくても成果を上げられる可能性がある点もメリットでしょう。ただし、商材によって向き不向きがあります。一般的に、成果報酬広告に向いているとされるのは、高額すぎず継続購入を伴わない商材です。


3-3.エンゲージメント課金

エンゲージメント課金とは、広告に対してユーザーがSNSでいいねやシェア、URLや添付画像のクリックといった行動を起こしたときに費用が発生する方式です。主な媒体に、SNS広告、アドネットワーク広告などがあります。


エンゲージメントがない限り課金されないため、ユーザーが能動的にアクションした場合にだけ費用が発生する点がメリットです。ただしコンバージョンにつながるまで時間がかかるため、「まずは多くの人に興味を持ってもらいたい」という場合に向いている方式です。


3-4.視聴課金

視聴課金とは、動画広告が一定時間視聴されるごとに費用が発生する方式です。CPV(Cost Per View)と呼ばれることもあります。主な媒体は、YouTube広告でおなじみの、Google「TrueView動画広告」です。


視聴課金ではユーザーが動画を一定時間視聴したタイミングで課金されるため、ある程度広告の内容を認識してもらえるのがメリットです。ただし広告用の動画を制作することになるので、ある程度の制作費をかけられる場合におすすめできます。



広告の全体像を掴みたい方はこちらもご覧ください



4. PPC広告のメリット

PPC広告の主なメリットは、「修正や停止が自由にできる」「効果の測定がしやすい」「低予算で始められる」という3点です。それぞれ詳しくみていきましょう。


4-1.コストをかけずに即修正・停止ができる

PPC広告はアカウントを開設し、いくつかの設定を行うだけでスピーディーに広告を出稿できます。インターネット環境さえあれば、広告の修正や停止も簡単です。


例えば紙媒体や看板による広告は、作成や掲載後に内容を変更するのが難しい上、それまでに支払った費用は戻ってきません。しかしPPC広告であれば、いつでも修正や停止ができ、コストもかかりません。効果が出なかった広告を一時停止したり、トレンドに合わせて広告文を変更したりと、成果をチェックしながら柔軟に運用できます。


4-2.効果の測定がしやすい

PPC広告では、管理ツールを使って効果の測定が簡単にできます。広告の効果を測定する際に使われる主な指標には、以下のようなものがあります。


  • インプレッション:広告が表示された回数

  • クリック:広告がクリックされた回数

  • CTR(クリック率):広告のクリック率

  • CVR(コンバージョン率):クリックのうちコンバージョンに至った割合

  • CPA(コンバージョン単価):コンバージョン1件ごとにかかった費用


このような指標を随時確認し、データをもとに広告の内容を改善していけるのはPPC広告の大きなメリットです。



CVRについて詳しく知りたい方はこちら


4-3.低予算で始められる

PPC広告はクリックされたときにだけ費用が発生するため、低予算で始められます。広告が表示されるだけでは課金されません。予算が限られていても始めやすく、無駄なコストがかからないのは大きなメリットでしょう。予算の上限をあらかじめ設定するので、広告費が大きくなりすぎるのも防げます。


5.PPC広告の費用の目安

PPC広告の費用はクリック数×クリック単価で決まります。クリック単価は数円から数十円であることが多いものの、広告のジャンルやターゲットによって相場は異なります。また、クリック単価はオークション形式で決まるため、競合の多いジャンルでは単価が高くなることを知っておきましょう。一般的に、成果を上げるためには月間で20~50万円程度の広告費用が必要だといわれています。


6.3種類のPPC広告のやり方

ここでは、リスティング広告とディスプレイ広告、SNS広告のやり方を簡単に紹介します。


6-1.リスティング広告のやり方

ここではGoogleを利用したリスティング広告の手順を見ていきましょう。

【①アカウント開設】

Google広告のWebサイトで「今すぐ開始」をクリックしてアカウントを開設し、必要事項を入力します。


【②新しいキャンペーンを作成】

「新しいキャンペーンを作成」をクリックし、「キャンペーン目標の選択」でいずれかの選択肢を選びます。続いて、「キャンペーンタイプ」で「検索」をクリックしましょう。続いて予算や入札単価といったキャンペーンに関する設定をしていきます。


【③広告グループの作成とキーワードの設定】

「広告グループ」には、キーワード・広告文・表示URL・リンクURLが含まれます。どのキーワードにどの広告を表示させるかを紐付けていくイメージです。広告グループを作成したら、PPC広告で最も重要な「検索キーワード」を設定します。


【④広告文の作成】

検索結果に表示される広告文を作成します。プレビュー画面を確認しながら、必要な情報を追加して広告を作成しましょう。入力完了後、審査を経て広告の配信がスタートします。


6-2.ディスプレイ広告のやり方

Googleを利用したディスプレイ広告の手順を紹介します。

【①アカウント開設】

リスティング広告と同様に、Google広告のWebサイト「今すぐ開始」からアカウントを開設し、必要事項を入力します。


【②新しいキャンペーンの作成】

リスティング広告と同様に「キャンペーン目標の選択」を設定します。「キャンペーンタイプ」では、「ディスプレイ」を選択してください。その後、キャンペーンの基本設定を入力していきます。


ここでポイントとなるのは「フリークエンシーキャップ」「動画広告」「コンテンツの除外」です。「フリークエンシーキャップ」では、同一ユーザーに広告を表示する上限回数を設定できます。「動画広告」で「パーソナライズド広告向けのデータフィードを使用する」にチェックを入れると、ユーザーが過去に広告主のサイトで閲覧した情報をもとに、カスタマイズした広告を表示できます。「コンテンツ除外」では、広告を掲載したくないコンテンツの設定が可能です。


【③広告グループの作成】

広告グループを作成し、グループ名、オーディエンスとユーザー属性、コンテンツ、ターゲティングといった必要事項を設定します。続いて出稿する広告を作成していきましょう。


6-3.SNS広告のやり方

SNS広告は、FacebookやTwitter、Instagram、LINEなどの媒体に出稿します。ここではFacebookに広告を掲載するやり方を見ていきましょう。広告を掲載する際は「Facebookビジネスマネージャ」を利用します。事前にFacebookビジネスマネージャのアカウントを開設しておいてください。

【①広告アカウントを作成する】

「広告アカウント」から、「新しい広告アカウント作成」をクリックします。画面に従って、ユーザーと支払情報を追加します。


【②キャンペーンを作成し、目的を選択する】

キャンペーンタブの「作成」から目的を選択し、名前を付けます。キャンペーンの目的を選択します。


【③広告セットを設定する】

トラフィックや予算・掲載期間のほか、広告配信のターゲットである「オーディエンス」を設定します。「配置」では広告の配信先を設定しますが、デフォルトの「自動配信」を利用すれば、最もパフォーマンスが高くなると予想される配置で表示されます。


【④広告を設定する】

広告を作成します。「画像」「動画」「カルーセル広告」「コレクション広告」からフォーマットを選び、画像や動画、テキスト、見出し、リンク先などを設定していきましょう。



7.PPC広告を選ぶときのコツ

低予算で簡単に始められるPPC広告ですが、成功させるためには選び方が重要です。最後に、自社に合うPPC広告を選ぶために意識したいポイントを紹介します。


7-1.ターゲットを決める

広告を出稿する前に、ターゲットを決めておきましょう。ターゲットに合わせた広告を選べるかどうかで、運用の成果は大きく変わります。リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告のうち、訴求したい商品やサービスのターゲットに合う種類を選ぶことが大切です。購買を促したい場合はリスティング広告、潜在顧客に幅広くアプローチしたいならディスプレイ広告やSNS広告が適しています。ターゲットの年齢や性別、ニーズなどを詳細に設定しましょう。


7-2.広告の運用目的を明確化する

運用目的によって、選ぶべき広告は変わってきます。商品やサービスの購入を促したいのか、商品のブランディングをしたいのかなど、広告の運用目的を明確にしておきましょう。例えばリスティング広告は購買促進を狙う場合におすすめですが、商品やサービスの認知度が低いと、なかなか成果につながりません。このような場合、リスティング広告の前に、ディスプレイ広告やSNS広告で認知拡大を目指した方が良いでしょう。


7-3.キーワードを適切に設定する

ターゲットとなるユーザーへ広告を表示するためには、商品やサービスに適したキーワード設定が欠かせません。適切なキーワードを設定してこそ、多くのコンバージョンにつながります。ポイントは、「ユーザーの気持ちになって考える」ことです。商品やサービスを探しているユーザーは、どのようなキーワードで検索するのかを考えてみてください。


キーワードを設定する際は、Googleの「キーワードプランナー」を活用するのもおすすめです。Googleの検索フォームにメインのキーワードを入力し、サジェストをチェックするのも良いでしょう。サジェストとは検索エンジンが提案する関連性の高いキーワードのことで、検索窓に自動で表示されます。


8.PPC広告を活用してみよう

PPC広告はWeb広告の課金方式の一つで、主な種類に「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「SNS広告」があります。PPC広告は低予算で簡単に始められますが、成果につなげるためには常にデータを分析しながら改善していく必要があります。


自社だけでPPC広告を始めるのが難しい、なかなか成果が上がらないといった場合は、プロに相談するのがおすすめです。株式会社ココエは、デジタルマーケティングとDX教育を専門とする伴走型コンサルティングファームです。Web広告に関する悩みがある企業様・ご担当者様はぜひお気軽にご相談ください。


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