top of page

SEOに最適なタイトル文字数と7つのコツを徹底解説!


Webマーケティングに関わる人や企業において、SEO対策は重要項目の一つです。SEO対策のなかで、タイトル作成について以下のような悩みをもつ方は多いのではないでしょうか。


・良いタイトルがなかなか思いつかない

・タイトル作成のコツを知りたい

・SEO対策に有効なタイトルはどんなものかわからない


この記事では、SEO対策において有効なタイトル作成のコツを中心に、タイトルが重要な理由まで具体例を用いながら解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。



目次


1.タイトルはSEO対策において重要

タイトルは検索流入の入り口となる部分であり、ページをクリックするかどうかの大きな判断材料となるためSEO対策において重要な部分です。タイトルによって、クリック率が大きく変動するといった事例も数多くあります。


まずは、タイトルの基礎知識として以下3点の要素を見ていきましょう。


・タイトルとtitleタグについて

・タイトルがSEO対策で重要な理由

・人とクローラーに親切なタイトル大切


これらはタイトル作成の前に覚えておきたい内容です。よく確認しておきましょう。


SEOやWebマーケティングの基礎知識や重要性について解説している記事もあります。こちらも参考にしてみてください。


1-1.タイトルとtitleタグとは

タイトルとtitleタグを混同して認識してしまいがちですが、厳密には以下のような違いがあります。


◎タイトル

・記事タイトル:記事のメインタイトルであることを表す大見出し

・ページタイトル:ブラウザのタイトルバーにどんなページかを表す


◎titleタグ

検索結果画面に表示させるために設定するHTMLタグ


いずれもユーザーと検索エンジンに対して、どんなページなのかを伝えるという役割には変わりません。


◎ページタイトルで表示される部分

◎titleタグ設定で表示される部分

1-2.タイトルがSEO対策で重要な理由

タイトルを SEO対策で重要視する 理由は、検索結果の上位に表示させクリック率を向上させるためです。


検索の上位に表示されるほどクリック率が 上昇することは、調査データからも立証されています。seoClarity(※)の2021年の調査によると、日本では1位表示で13.94%、10位で1.32%と1位と10位までで12.62%もの差があることが分かりました。調査結果からも見て取れるように、上位表示されるほどクリック率の向上が見込めると考えられます。


しかし、たとええ上位に表示されてもユーザーにとって興味を惹かれないタイトルであれば、クリックはされないでしょう。そのため、検索エンジンにとって分かりやすく、ユーザーが見たいと思うタイトルが好ましいといえます。



1-3.人とクローラーに親切なタイトルがSEOに強い

人とクローラーに親切なタイトルの共通点は、簡潔でわかりやすいことです。クローラーとは、Webサイトを巡回し、検索順位を決めるための要素を収集するプログラムのことをいいます。


人にとって親切とは、タイトルを見て疑問や悩みの解決ができそうだと判断してもらえること。 クローラーにとって親切とは、タイトルからページの内容が読み解きやすく、ユーザーの疑問や悩みを解決できそうだと判断しやすいということです。


クローラーは良質なサイトと評価したものを上位表示させます。ユーザーにとって親切なタイトルは、クリック率の上昇が見込めるでしょう。


2.タイトルにはSEOに効果的な最適文字数がある

デバイスによって、検索時のタイトル表示可能文字数が異なります。その表示されたタイトルがクリック率に大きく影響するため、タイトルの文字数が重要となります。


表示可能な文字数を超えると、タイトルは「・・・」と省略され見えなくなってしまいます。すると、ユーザーに必要なページと認識してもらう機会を損ねてしまうため、クリック率が低下し、SEO対策の効果上昇が見込みにくくなるというわけです。


ここからは、PCやスマートフォンなどのデバイスごとに最適な文字数について解説していきます。


2-1.PCの場合の表示可能文字数は30字程度

PCのタイトルは30文字以内に収めるのが良いでしょう。使用するブラウザなど環境条件によっても異なりますが、全角で30文字目以降は「・・・」と省略されてしまうためです。


半角で表す記号を考慮するなら、32文字以内におさめると必要な情報はカットされずに伝えられます。


◎PCでの検索結果画面


2-2.スマートフォンの場合の表示可能文字数は42字程度

スマートフォンでは、35文字前後であればカットされずにタイトルを表示できます。使用するデバイスの画面サイズや仕様、ブラウザによって異なりますが、おおむねPCよりも表示される文字数は多いです。


以下の画像を見ると分かりやすいですが、同じサイトでもPCでカットされている部分も、スマートフォンであればすべて表示されています。


◎スマートフォンでの検索結果画面

2-3.タイトル30字程度ならどんなデバイスでも最適

タイトルの文字数はすべてのデバイスに対応できるように、30文字以内におさめるのが最適です。


ページがPCのみ、モバイルのみから閲覧されているといった極端なところはほとんどありません。また、表示可能な文字数は、使用するデバイスやブラウザによっても異なります。ユーザーに必要な情報を伝えるため、あらゆる環境からタイトルをすべて閲覧可能な状態にすることが大切です。


また、半角は0.5文字、全角は1文字でカウントされます。そのため、文字数を節約しつつ情報を盛り込みたい場合は、英数字を組み合わせるのも有効な手段です。


3.SEOに効果的なタイトル作成のための7つのコツ

SEO効果を高め、検索上位に表示させてクリック率を上げるためには 、以下7つのコツをおさえてタイトルを作成すると 良いでしょう。


1. 検索キーワードを前の方に盛り込む

2. 不自然にキーワードを詰め込まない

3. ユーザーの検索意図に沿った文言にする

4. 他サイトのタイトルと重複しないようにする

5. 記号を使ってわかりやすくする

6. 具体的な数字を盛り込む

7. 興味を強くひきつける言葉を盛り込む


ここからは、上記7つのコツについて詳しく解説していきます。


3-1.検索キーワードを前の方に盛り込む

検索キーワードは、SEO対策だけでなく、ユーザー目線でも前の方に盛り込むことが大切です。


ユーザーは、検索したキーワードで解決できるページを探しています。そのため、キーワードが後ろの方にあり、「・・・」と省略されていたらクリックはされづらいでしょう。また、タイトルで表示可能な文字数は、検索エンジンの仕様によって変更となる可能性があります。


仮に急な仕様変更で表示可能な文字数が25文字になったとしても、前の方にキーワードがあれば必要な情報がタイトルから伝わりやすいでしょう。


3-2.不自然にキーワードを詰め込まない

キーワードを詰め込みすぎるのは、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても不利益です。ユーザーにとっては混乱を招く要因となり、検索エンジンからは不正行為とみなされて上位表示されにくくなってしまいます。


例えば「内科」というキーワードを盛り込みたい場合、「【東京の内科】東京で有名内科医がいる内科を探しているなら〇〇内科医院」といったタイトルがあったとします。一文に「内科」というワードが4つもあり、検索エンジンからはコピーコンテンツや不正行為とみなされる可能性が高いです。似たような単語が詰め込まれた文章は読みにくく、記事を読むユーザーにも不親切です。


キーワードは必ず入れるものですが、関連性の高いものに絞った分かりやすいタイトルにするのが良いでしょう。


3-3.ユーザーの検索意図に沿った文言にする

ユーザーが何をどう解決したくてキーワードを選んでいるのかを考えることによって、検索意図に沿ったタイトルが作りやすくなります。検索意図を考慮せず、キーワード自体の意味や目的だけを捉えてしまうと、潜在的ニーズがつかめずSEOに効果的なコンテンツはできません。


例えば、新しいスマートフォンを探しているユーザーをターゲットに記事を作成するとしましょう。ここで検索意図を考えず「【2022年最新スマホ】おすすめの機種10選!」といったタイトルで、機種の特徴だけを羅列した記事を書くとします。この場合、検索エンジンに検索意図が考慮されていないと見なされ、評価されません。その結果、この記事は上位表示されず、権威性のある関連企業のページが上位になるでしょう。クリック数も増えません。


ですが、ユーザーの具体的な使い方にフォーカスした内容にすると記事の内容に変化が生まれます。一例として、「【2022年最新スマホ】アップロード機能の進化でSNSがさらに快適に!」といったタイトルで 、アップロードしやすくなった点を詳しく説明している記事なら、スマートフォンでSNSでよく写真などをあげている ユーザーの目を引く 可能性が高まるでしょう。


3-4.他サイトのタイトルと重複しないようにする

他のサイトと重複したタイトルは、検索エンジンから重複コンテンツと判断され評価が下がる可能性が高まります。重複コンテンツと判断された場合、以下のようなリスクが考えられるため注意が必要です。


・ペナルティの対象になる

・検索結果の画面に表示されなくなる可能性がある


タイトルが決定したら、実際に検索したり、Google Search Consoleなどのツールを使ったり などして、重複していないか確認しておきましょう。


3-5.記号を使ってわかりやすくする

タイトルに【  】や | といった記号を使うことで、強調する部分や文字の区切りがわかりやすくなります。するとユーザーは、一目で悩みの解決ができるサイトかどうかを判断しやすくなり、クリック率が上昇しやすくなります。それによって、検索エンジンから価値のある記事と認識されやすく、間接的にSEOを強化する効果が見込めるのです。同じ内容のタイトルで記号を使った例を見てみましょう。


◎記号なしのタイトル

SEO対策に有効なタイトルの作成のコツを具体例を含めて解説


◎記号ありのタイトル

【タイトルのコツ】SEO対策のポイント|具体例を含めて解説


記号を使うことで、タイトル文をすべて読まなくても瞬時にどのような内容かがイメージできます。


3-6.具体的な数字を盛り込む

タイトルには、内容によって具体的な数字があるほど強い興味を惹けるようになります。例えば、以下のような例を見てみましょう。


◎数字がない場合

・夏までにビキニが着られるようになるダイエット方法

・仕事で評価されるために必ず行う習慣とは


◎数字を入れた場合

・【1ヶ月で-2kg】ビキニが着られるまでの1日10分のダイエットとは?

・仕事の評価が大幅アップ|人生を変えるたった3つの習慣


タイトルを見て数字がある方が、具体的な想像がしやすく強い興味を惹くのがイメージできるでしょう。また、特に効果を謳う場合は根拠のある数字を盛り込みましょう。大げさすぎる内容は、検索エンジンからの評価が下がるだけでなく、誇大広告として捉えられてしまう可能性があります。


3-7.興味を強くひきつける言葉を盛り込む

以下のような内容は、興味を強くひきつけるといえます。


・自分ごととして認識させる言葉

・なぜ?詳しく知りたいと思わせる言葉

・自身の現在の悩みについて未来やベネフィットが見える言葉

・一般的な認識とは違う意外性のある言葉


上記の言葉を活用すると、キーワードを前の方に盛り込むといったコツとは違った表現になる場合もあります。例えば、「副業」というキーワードの記事タイトルを例に見てみましょう。


「【ニートで月収10万円⁉】週3日の副業から挑戦できるSNS活用術」


ニートと聞くと仕事をしていない人という認識がありますが、「SNSでどうやって10万円の収入を得ているのか知りたい!」とユーザーの興味をそそるタイトルになっています。「副業」というキーワードが前の方にあるわけではありませんが、意外性があり読者の興味を刺激する文言はクリック率が高くなりやすく、その結果検索エンジンからの評価も上がり、上位表示につながりやすくなるといえるのです。


4.最適文字数とコツをふまえてSEOに強いタイトルづけを

SEOに強いタイトルを作るために重要なことは、ターゲットとなるユーザー像を具体的に設定することです。誰に・何を・どのように伝えたい・どうなってほしいのかを明確にすることで、記事で解説したコツが活きてきます。


また、記事制作をする社内の認識がバラバラになってしまうと、ユーザー像を設定しても刺さらないタイトルが生まれてしまうかもしれません。共通認識を持てる仕組み作りや人財育成が、SEO対策においても重要です。


株式会社ココエでは、SEOに関するノウハウ記事のほか、トレンドの紹介、セミナーや勉強会のレポートなど、お役立ち情報を発信しています。ぜひ弊社のブログnoteもご活用ください。


また、企業のDX推進に必要な基礎知識や教育に特化した「DX人材育成プログラム」を展開しています。加えてデジタルやIT関連のリテラシー向上のための「DXリテラシー基礎講座」も展開中です。社内のデジタル知識向上や人材育成に向けてぜひ検討してみてください。


DX人材講座の資料ダウンロードはこちら

お問い合わせはこちら

bottom of page